鉄路の交響詩 ~第2章~

Eisenbahnsinfonie

ラストシーン  Regional Bahn


2016.8.7 ドイツ鉄道651号線 へアゲルスハウゼン~バーベンハウゼン RB15707(ヴィースバーデン発アシャッフェンブルク行き普通列車)
RB15707 Linie RB75 von Wiesbaden nach Aschaffenburg. E-LOK:143 242 mit Dosto auf KBS651 zwischen Hergershausen und Babenhausen(Hess) am 07.08.2016.

 夏の朝。

 澄み渡る青空に広がる土色の大地。

 野に咲く黄色い花々が可憐に旅の終わりを飾る。


♪ いきものがかり 『ラストシーン』

(宿を出発、日曜日の朝ということもあり工事規制による幅員狭小区間で恐れていた渋滞も皆無で相当早くにフランクフルト近郊へ。時間的余裕が大きいのとせっかくの快晴青空ということもありただの空港行きだけではモッタイナイということで調べたことのあるこの界隈へ寄り道することに。線路際はどこも雑草が繁茂してお目当ての列車通過まで時間が残り少ないこともあり比較的手入れの行き届いたこの場所に即決。麦の収穫シーズンが終わって土色の畑ですが手前の緑地に黄色い野花が咲いていたのでこれを構図に取り込むことに。ほどなくしてBR143電気機関車に牽引された赤い2階建て客車が姿を現し感慨に浸る間もなくあっけなく終了、これがドイツ最後の一枚となりました。フランクフルトのような都会でもこのような客レが当たり前のように走り、まるでかつての日本のレッドトレイン全盛期のよう、この普通列車にも昔見た奥羽本線のED75牽引の赤い客車列車を重ね合わせていました。すぐに撤収し空港近くのGSで給油後、迷うことなくレンタカー返却場所へ到着。出発時刻の2時間半前に空港入り、しかし10年前に見た長蛇の列は皆無、自動チェックイン機や自動荷物預入機が主役となり時の流れを感じました。ここでハプニング!自動荷物預入機でスーツケースにKIX行きのタグを付けた直後に引換券未発券のままベルトコンベアにあさっての方向に運ばれて行ってしまい、有人カウンターで申し出て長い時間待ちましたが行方不明、最悪ロストバッゲージ覚悟、中のお土産紛失はイタイですがあとは家に帰るだけなのでと諦め保安検査と出国審査へ。保安検査は日本と比較すると大変厳しいものでしたが、出国審査は穏やかで子供に最後に日本語でアリガトウと言ってくれるほどでした(笑)。そして搭乗口で日本人スタッフから呼び出しを受け件の荷物のタグが不完全だったため再度発番して張り替えた旨、説明があり新たな荷物番号の引換券をいただき憂鬱な気分が全て消滅、これまでのドイツで出会った人々や風景に感謝と別れを告げて機中の人となりました。)

これにてドイツ旅行記を終了します。記事数にして50、昨夏より何度も休息を挟みながらも1年以上にわたり続いた長編となりましたがおかげさまでようやく終着駅に到着となりました。読者の皆様におかれましては、長きにわたりご高覧いただき本当にありがとうございました。
最後に今回の旅、こと鉄道撮影に関しては、助手席でiphoneのナビの行き先や列車時刻の情報伝達に尽力してくれた妻や娘の協力の賜物です。無事帰還できたことに家族への感謝の気持ちを込めて終わりとさせていただきます。

Meine Damen und Herren, ich shliesse Artikels von Deutschlandreise in Sommer 2016 ab. Es freut mich sehr , wenn diese gefallen Ihnen. Herzlichen Dank !

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  1. 2017/08/30(水) 19:00:05|
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Hotel-Gasthof-Schiff


2016.8.7 ドイツ ヴィンターハウゼンにて ホテル ガストホフ シッフ
Hotel-Gasthof-Schiff in Winterhausen am 07.08.2016.

ドイツ旅行10日間の行程の10日目、最終日の朝を迎えました。
快晴の青空の朝、清々しい空気に包まれて宿を記念撮影します。見事に蔦に覆われていますがじつはこれ築400年というから驚きです。


IMG_1090.jpg
ここでの朝食がドイツでの最後の食事となりますが、このような素敵な演出がありました。基本は美味しいドイツパンとハム、チーズなどのブッフェ方式の朝食でそれだけでも十分ですが、可愛くて美味しいゆで卵の登場です。


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昼過ぎ出発のフライトですが、フランクフルト空港まで130kmの道のり、渋滞や空港での荷物の預け入れ、出国・保安検査にどれだけ時間を要するかわからないこともあり余韻に浸る間もなく朝食後すぐに出発、この宿とも別れを告げることとなりました。

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  1. 2017/08/23(水) 20:25:47|
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マイン河  Der Main


2016.8.6 ドイツ ヴィンターハウゼンにて マイン川
Winterhausen am Main am 06.08.2016.

 ローテンブルクを後にして、今宵の宿のあるWinterhausen(ウィンターハウゼン)へ。
途中、マイン川に沿って運転していると赤い電気機関車に牽引された長大編成の貨物列車と並走、撮りたいと思う気持ちを抑えつつ(笑)無事に宿に到着。ここは世界遺産で有名なヴュルツブルクの少し南側に位置し、面白いことにマイン川の左岸側がWinterhausen(冬の家という意味)、右岸側がSommerhausen(夏の家という意味)と川を挟んで正反対の意味をなす町が対面しています。
宿の前にはこのような風景が広がっており、これを眺めながらのドイツ旅行最後の晩餐となりました。

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  1. 2017/08/17(木) 19:42:43|
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ローテンブルク俯瞰  Aussicht vom Rathausturm über Rothenburg ob der Tauber


2016.8.6 ドイツ ローテンブルク 市庁舎の塔より
Tolle Aussicht vom Rathausturm über Rothenburg ob der Tauber am 06.08.2016.

 市庁舎の建物から螺旋状の階段を上り、屋根裏のような大きな空間にできた改札口のようなゲートに到着。
ここまでは普通の観光向けなのですが、ここからが大変。一人しか通れない細くしかも急な階段がずっと続いており、下に降りる観光客とすれ違う度に踊り場で待避することに。もっとも休息兼用で好都合なのですが。あまりにも段数が多く息絶え絶えでようやくチケット売り場に到着。その窓口には小太りのおばちゃんがいて笑顔で出迎えてくれました。このおばちゃん、あのとてつもない難路を毎日昇り降りしているなんてスゴイことです。そこからが最後の難所、まるで梯子のような階段を上ってようやく展望台に到着。しかしこの展望台、鐘の周りに敷かれた人が一人通れるのがやっとの幅の手すりのついた通路で他の客が動くとそれに伴って動く必要が。これは高所恐怖症の人には禁物かもしれません(^_^;)。妻と子供はその気があったので、こちらには来ずに単独行動、判断は正しかったと思います(笑)。あとで調べると220段の階段で高さ52mとのことですが、その苦労の甲斐あってか素晴らしい眺望が待っていました。まずは定番のカットを撮りますが、手すりが写ってしまい撃沈。太陽が雲から出てきそうな頃合いを見図り、何度もこの通路を周回することに。3週目を過ぎた頃にようやく太陽が顔を出し、上のカットを収めることができました。
日本でも旅行ガイドブックやツアーのパンフレットには数多く掲載される定番の風景ですが、それだけのことはあると納得です。
今回の訪問夕方が順光となるとわかりましたが、当初の予定なら2日目のAM訪問予定で逆光となっていただけに、偶然にもいい時間帯に訪問することができました。

以下、時計回りに
IMGP1334.jpg


IMGP1327.jpg


IMGP1328.jpg


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赤い屋根の中世の街並みの向こうに城壁の赤い屋根の細い線、その向こうにも赤い屋根の家々、そして大平原。
360度の地平線を眺めて、悠久の時と大地のスケールの大きさに圧倒され、心洗われる時間が過ぎていきました。

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  1. 2017/08/12(土) 17:12:16|
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ローテンブルクのマルクト広場  Der Rothenburger Marktplatz


2016.8.6 ドイツ ローテンブルク マルクト広場にて
Der Rothenburuger Marktplatz am 06.08.2016.

 再び中心部となるマルクト広場(Marktplatz)へ戻ります。そこの南側にはこんな大きな木組みの館が建っていてまるでおとぎ話の世界に迷い込んだかのような錯覚を覚えます。左側の紅白の木組みの館は不明ですが、右側の木組みの館は「聖マリア薬局(Marien Apotheke)」と表示があり、営業中。後日調べると1812年から営業を続け、建物自体は1448年築とのこと!こんな古い建造物が決して観光のためにわざわざ復元するのではなく、当たり前の日常生活の一部の姿として長く続いているのは感動ものです。


IMGP1287R.jpg
この館の通りも遠くまで古い街並が続いています。


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広場の西側に立つこの市庁舎は1681年築、七人の選帝侯の紋章が、アーケードを飾っているとのことです。
せっかくなので市庁舎の中に潜入してみることにします。(笑)~つづく

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  1. 2017/08/09(水) 19:41:15|
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中世の街並 ローテンブルク  In der alten Reichsstadt Rothenburg ob der Tauber


2016.8.6 ドイツ ローテンブルク ゲオルゲンガッセにて
Rothenburg ob der Tauber am 06.08.2016.

 Ferienhof Schönに別れを告げて、アウトバーンA7号線を北上、2日目にあまりの快晴に鉄道撮影に振り替えてスルーしたローテンブルクを目指します。ところがウルム(Ulm)の手前で事故が発生した模様で大渋滞に。ナビを見ると通行止めの措置が取られているようで徒歩の方が早いと思われるほど殆ど止まったままで動かず目処が全く立たない状態に。ラジオで事故情報が流れ緊急車両の通行が予告されるとまだ来ていないのにどのクルマも片側2車線の両サイドに寄って緊急車両通行用のレーンを造り出す様子は日本では全く見られない光景で、助け合いというか合理的というかとにかく驚きました。ほどなくして緊急サイレンを鳴らした作業車が通り過ぎていきました。他にもドイツの運転マナーについて、日本のように追い越し車線を漫然と低速で走る車は皆無、そんなのが走っていたら速度無制限で200km/hオーバーのクルマに追突されるのは必至です。他にも工事区間等で速度規制があるとキッチリと制限速度まで速度を落とす、横断歩道に歩行者がいたら必ず停車など法令順守が徹底しています。これは周囲の雰囲気に合わせることを重視するあまり法令順守は二の次となってしまいがちな日本とは大違いです。日本のように過度に無駄な規制がないのも一因でしょうが、走っていてドイツのほうがはるかに快適であることは明らか、自己責任が確立された賜物と言えるでしょう。
話が少しそれましたが日本なら抜け道で渋滞を回避する癖があるのですが土地勘のない海外ではさすがにそれもできず人生最大の渋滞にハマってしまいました(-_-;)。もうこれはローテンブルクの観光は無理かと思われた頃、ようやく少し流れ出して通行止めが解除。途中のサービスエリアで昼食をとり、12時半頃予定→15時となり約2時間遅れでの到着となりました。
町全体が高い城壁に囲まれ、その城壁の北側にあるパーキングにクルマを収め、徒歩で城壁の門をくぐるとそこは別世界。
このローテンブルク、その歴史は970年頃にはじまり、中世の街並みが現在でもそのままに存在する町で、日本からのドイツ観光ツアーもここは外せないという定番で世界的な観光地であるというのも頷けます。
町の北東から中心部そして南部に向けて徒歩で散策することにします。

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北東の人通りの少ないミルヒマルクト(Milichmarkt)通り、手前の黄色い建物は銀行です。

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ゲオルゲンガッセ(Georgengasse)通り、徐々に賑やかになってきます。木組みの白壁の建物はホテルティルマン リーメンシュナイダー(Tilman Riemenschneider)、じつは8年ほど前に自分の両親がパックツアーで泊まった宿です。(^_^;)


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メイン通りから少しそれるとこのように閑散としています。


IMGP1285R.jpg
この近くのお土産屋さんで買い物をしたら、なんとスタッフは日本人でした。(^_^;)


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旧市街中心部付近のメイン通りはさすがに人でごった返しています。上の写真に写っている黒い帽子の人は馬に乗っているように見えますが、これは被り物をした道化師です(笑)。左手前の白い建物はぬいぐるみで有名なシュタイフ(Steiff)の館でここでもお土産を買いました。


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激パ(笑)な通りをさらに南下していくと城塞の塔が見えてきます。


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パンフなどでよく見かける超有名スポットPlönleinに到着、ここで引き返します。

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  1. 2017/08/06(日) 08:00:10|
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プロフィール

Nachtzug

Author:Nachtzug
四季を駆ける鉄道の姿を紹介しています。
Nachtzug(ナハトツーク)
=ドイツ語で「夜行列車」
機材:PENTAX K-5Ⅱ


受賞・掲載歴

鉄道ダイヤ情報フォトコンテスト 銅賞受賞

岩佐美咲「無人駅」大ヒット御礼フォトコンテスト入賞

2009/2010/2013/2015/2017年貨物時刻表フォトギャラリー掲載

2014年貨物時刻表カレンダー掲載



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Nachtzug

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