鉄路の交響詩 ~第2章~

Eisenbahnsinfonie

新緑に染まる大河の畔 2077レ


2017.4.23 山陽本線 和気~熊山 2077レ(新潟タ発広島タ行き貨物列車)
GZ2077 von Niigata nach Hiroshima. E-LOK: EF200-19 + EF210-1 auf Sanyo-Strecke zwischen Wake und Kumayama am 23.04.2017.

 北の国からの遥かなる旅路。

 その長い旅の途中、悠々たる大きな川の畔をゆっくりと越えていく。

 新緑に彩られた川に沿って旅はつづく。


(つづいてやはりこの俯瞰場所へプチ登山。いつもながら労を要しますが、着いた後の眺めは格別です。ここでのメインはEF210-1ムド付のEF200牽引の2077レ、この時だけ堤防道路にクルマや自転車が全くいないという大変珍しい瞬間に通過してくれたのは驚きです。徐々に数を減らしてきているこのカマ、今後の動向が気がかりです。)

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  1. 2017/04/29(土) 09:25:12|
  2. 東海道・山陽線
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新緑の川辺を越えて 1055レ


2017.4.23 山陽本線 熊山~万富 1055レ(東京タ発福岡タ行き貨物列車)
GZ1055 von Tokio nach Fukuoka. E-LOK: EF210-133 auf Sanyo-Strecke zwischen Kumayama und Mantomi am 23.04.2017.

 はるか西へ長い旅を続ける貨物列車。

 その途中、新緑の山々を縫い、みずみずしき川を渡りゆく。

 咲き残った菜の花が次の季節への招待状を託すかのように見送っていく。


(先週の日曜日は家族の別用で西へ。所用の場所で家族を降ろし、そのままさらに西進し、懲りもせず1週間前に訪れたばかりの同じ場所へ。菜の花はもう全滅かと思いきや案外生き残ってくれていました。(^_^;)前回はPM2.5で霞んでいた空も今回は完璧にクリアな青空、新緑の進んだ山々をバックに撮影を満喫することができました。天気のいい時にこうして何かのついでにのんびりと気楽に撮るのは経済的でいいリフレッシュとなります。)

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  1. 2017/04/26(水) 20:30:10|
  2. 東海道・山陽線
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桃源郷 3084レ


2017.4.14 伯備線 方谷~備中川面 3084レ(伯耆大山発岡山タ行き貨物列車)
GZ3084 von Houki-daisen nach Okayama. E-LOK:EF64 1008 auf Hakubi-Strecke zwischen Hokoku und Bitchu-Kawamo am 14.04.2017.

 春来る伯備の路。

 桃の花が咲き誇り、桃源郷のような風景が広がる。

 彩の祝福を受けて旅をつづける。


(つづいて伯備線へ北上。市の観光ガイドにも出ているメジャーな撮影地だけあって結構な人出。さすが桃の花が色とりどりに咲き誇る風景は圧巻です。午後の撮影向きですが、1日1本撮影可能な貨物の時間帯には残念ながら面にもう陽が回りませんが、まるで桃源郷のような風景を行くロクヨンが撮れて大きな収穫となりました。)

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  1. 2017/04/23(日) 20:40:44|
  2. 伯備線
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新緑と菜の花のYELL 8053レ


2017.4.14 山陽本線 熊山~万富 8053レ(東京タ発福岡タ行き貨物列車)
GZ8053 von Tokio nach Fukuoka. E-LOK: EF210-164 auf Sanyo-Strecke zwischen Kumiyama und Mantomi am 14.04.2017.

 東の大都会から西へ長い旅を続ける貨物列車。

 轟音をけたてて新緑に染まりゆく山々を縫い、みずみずしき川を渡りゆく。

 傍らに咲く菜の花がそっとYELLを送る。


(つづいて一気に西進しココへ。驚いたことに早くも山々は新緑に染まっていました。堤防にチラホラと菜の花が咲いていたのでこれを取り入れての撮影となりました。季節の歩みは早いものです。)

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  1. 2017/04/19(水) 20:31:02|
  2. 東海道・山陽線
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桜の季節へ 神戸電鉄


2017.4.14 神戸電鉄 三田線 神鉄道場~道場南口 三田発新開地行き普通列車
Regional Bahn von Sanda nach Shinkaichi(Kobe Stadt-mitte). Serie 1350 auf Kobe-Dentetsu Bahn Sanda-Strecke zwischen Shintetsu-Doujou und Doujou-Minamiguchi am 14.04.2017.

 春来る。

 川沿いと校庭に咲き誇る桜が合唱を奏でる。

 澄み渡る青空が旅の前途を祝福する。


(毎年のことながら桜の撮影は構図も天気も限られ意欲も沸かず撮ることはないと割り切っていましたが、不覚にも快晴の青空全開でついついカメラを手にしてしまいました。(^_^;)。至近の場所でお手軽についで撮りとなりました。)

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  1. 2017/04/17(月) 19:19:07|
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萌ゆる大地を越えて Nebelhorn


2016.8.4 ドイツ鉄道970号線 ギュンツァハ~ビーセンホーフェン IC2084特急ネーベルホルン
IC2084 Nebelhorn von Oberstdorf nach Augsburg Hbf. D-LOK: 218 343 auf KBS970 bei Ruderatshofen (zwischen Günzach und Biessenhofen ) am 04.08.2016.

 北へ向かう長い旅の序章。

 澄み渡る青空と緑萌える草原が造り出す壮大なオーケストラ。

 颯爽と赤い咆哮を響かせ協奏曲を奏でていく。


 ♪ いきものがかり 『風が吹いている MUSIC VIDEO (Short ver.)』

(つづいて急ぎ足でこの地へ東進。前日のノイシュヴァンシュタイン城観光の帰り道に下見して探し当てていたのでよかったですが、いきなりココへ直行ならまずわからなかった場所です。クルマを近くに止めて雑草の生えた遊歩道を線路方向に向かっていくと小高い丘のようなものが。よく見ると線路を跨ぐ歩道橋の計画が途中で中止になったのか橋台だけが残っていて撮り鉄には恰好のお立ち台となっていました。もちろん他同業ゼロ、DD54の元祖ともいうべき218形DLに牽引された特急列車を牧歌的な風景をバックに快晴の下で収めることができて感無量です。最近の情報ですが、この218形も車齢40年近く、徐々にその主役を気動車や新型DLとなる245形に譲りつつあることがわかってきました。次回の渡独の見込みは全くたっていませんが、もし願いが叶うならこの迫力ある箱ガマDLにはぜひとも再会したいものです。)

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  1. 2017/04/11(火) 21:07:39|
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信仰の地を越えて ALEX


2016.8.4 ドイツ鉄道970号線  ビーセンホーフェン ~ギュンツァハ ALX84134(ミュンヘン発オーバーストドルフf行き快速ALEX)
ALX84134 von München Hbf. nach Oberstdorf. D-LOK: 223 061 auf KBS970 bei Göwangs (zwischen Biessenhofen und Günzach) am 04.08.2016.

 キリスト教の信仰深いドイツ アルゴイの地。

 牧草地帯を見下ろす丘に小さな教会が佇む。

 その傍らの鉄路を颯爽と翔けていく。


(つづいて少し離れたこの場所へ。この後のスケジュールの制約とこの列車の光線状態が良くないことからついで撮りでお手軽に済ませることに。遠くに見えるのは、旅行3日目にパイプオルガンとバイオリンの演奏を聴いた会場であるアルバン教会St. Alban。ドイツではどこの街でも教会がシンボル的存在でそれを絡めた鉄道写真も可能ですが、ここまで教会オンリーの背景で撮れるのはなかなか希少です。演奏会とともにいい思い出の一枚となりました。)


日本の国鉄が分割民営化されて30年を迎えました。
最近、撮影地でよく「貨物しか撮るものがなくなった」と嘆きの声を耳にします。鉄道発祥時からの方式である機関車牽引列車は電車や気動車に比べて主題が明確で迫力も魅力もある存在ですが、もはや日本では貨物列車にしか見られなくなりました。
国鉄時代には当然のように走っていた長距離列車の消滅、夜行列車も1往復を残すのみ、ヨーロッパ旅行しても十分お釣りがくるくらいの高額で庶民の感覚とはかけ離れた豪華ツアー列車の運転開始、地方ローカル線の廃線、重厚な国鉄型車両とは対照的な軽薄な車両の投入など、こと旅客部門においては全く旅情も魅力もない鉄道となってしまいました。貨物の輸送ネットワークは維持され新型機関車も重厚さを引き継いでいることだけが唯一の救いです。これは何も鉄道に限ったことではなく、日本の社会構造についても同様、24時間営業の店があふれヨーロッパではどこも休業になっている日曜日でもセール開催、過剰なサービスで休むことなく働き続ける、便利さは世界一ですが豊かさは全く実感できません。自分も日本しか知らないときはこれが当たり前と思っていましたが、20年ほど前に初めて渡独して以来、個を押し殺して全速で回り続けている日本の異常さ(これは北東アジアの国々に共通することかもしれませんが)に気づき疑問を呈してきました。労働地獄で考える隙を与えないことで政治的観念を一般人から取り去ることに成功した長期独裁政権だけが持続可能なのは皮肉なことです。全てが時代の流れという一言で片づけて納得してしまう日本人も将軍万歳と信じ込んでいる某国の国民と同じように見えて不憫でなりません。日本に限らず閉鎖的で寛容さが乏しい北東アジア地域独特の民族性なのかもしれませんが、これからの少子高齢化社会に向けて「持続可能」という言葉からとても程遠い状況です。当ブログのLINK先であるドイツ在住のフリーライター雨宮氏が自分の思いを十二分に代弁してくれているのでこの話はこれくらいにとどめておきます。
話は鉄道に戻りますが、民営化はともかく分割手法は完全な失政と言わざるをえません。事実、採算の取れない地方交通線はヨーロッパで採用されている上下分離方式に回帰する方向で議論されています。
ドイツにおいても昨年12月のダイヤ改正で夜行列車全廃の方針が決定されましたが、オーストリア鉄道が夜行列車の経営権を新たに取得する手法で運行が継続されています。廃止を打ち出した事業に対して別の事業者が意欲的に参画する、これこそ真の民営化であり自由化ではないでしょうか。
震災の直後掲げられた「つなげよう日本」は名ばかりのフレーズ、地域分割のJRが旧国鉄路線の経営を独占する日本の現状では分断されたネットワークは再び戻ることはありません。
今回のドイツ旅行、航空券の手配は前年の9月初め、最後のブルトレ北斗星が終焉したのが契機でした。魅力ある旅客列車が消滅し普段は静かになった線路際もひとたびネタ車と呼ばれるイベント系の客車列車が運行されると警察も出動するほどに撮影者が集中する大激パ、もはや趣味というよりストレスの元凶と化す現状にかねてから嫌気がさしていました。もはや日本の鉄道は「昔はよかった」と過去を懐かしみ振り返ることしかできない状況、たまに過去を顧みるのも大切ですが、いつも回顧ばかりでは老化が進んでしまいます(苦笑)。悲しいかな日本の鉄道趣味は自分にとっては「持続可能」な分野ではなくなってきました。
これもポジティブに捉えて、JRの旅客部門に対する関心の消失が、奇しくも以前傾倒していたドイツへの思いを復活させ、かねてからの夢であったドイツでの鉄道撮影の実現への契機となったことには30周年に寄せて感謝の意を示したいと思います。

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  1. 2017/04/09(日) 19:56:58|
  2. Deutschland
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春に翔ける 4076レ


2017.4.2 北陸本線 河毛~虎姫 4076レ(八戸タ発百済タ行き貨物列車)
GZ4076 von Hachinohe nach Osaka. E-LOK:EF510-504 auf Hokuriku-Linie zwischen Kawake und Torahime am 02.04.2017.

 遥か遠い北の国から長い旅。 

 遠くの雪をいだいた山が冬の遺言を語る。

 春来し鉄路を終着駅に向けて翔けていく。


♪ 平原綾香「威風堂々」

(菜の花畑で昼過ぎまで撮影、そして昼食後ここまで北上。いつもはあまり注目されない510貨物ですが、今日はどうしたことか信じられないほどの激パ。何かほかにネタ車でも来たのでしょうか、あるいは自分と同じく撮るものがなくなった現状から少しでも脱しようと被写体を求めさまよっている人々が集まってきたのでしょうか。遠く北の雪山を入れて遠景で撮るつもりでしたが、構図内に同業が入ってきたので望遠被りつきに作戦変更(^_^;)、すでにスタンバイされていた方の直前にローアンで場所を確保、幸いにも申し訳程度ですが雪山と梅の木を絡めてなんとか収めることができました。日本で最後に乗車した客レとなった北斗星の牽引機だった思い出深い504号機をピカピカの状態で収めることができていい収穫となりました。)

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  1. 2017/04/06(木) 19:00:09|
  2. 日本海縦貫線
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菜の花のYELL 9463レ


2017.4.2 東海道本線 能登川~安土 9463レ(米原操発向日町操行きレール輸送返空列車)
DZ(Dienstzug)9463 von Maibara nach Mukoumachi. D-LOK: DD51 1109 auf Toukaidou-Strecke zwischen Notogawa und Azuchi am 02.04.2017 .

 春来る湖国の鉄路。

 澄み渡る青空の下、菜の花が咲き誇る。

 任務を終え家路に向かう役者に労いの言葉を送る。


(久しぶりに撮影に出かけたのでドイツ旅行記は少しひとやすみ、じつに1か月半ぶりにカメラが稼働しました。(^_^;)
それにしても4月というのに寒い朝、写真右側に小さく写っていますが遠くに見える山々にはまだ雪が被っていて驚きました。
貨物と菜の花のコラボが目的でしたが、途中からお見えになった同業の方にDD51のレール輸送列車(通称ロンチキ)があることを親切にも教えていただきました、ありがとうございます。普段は激パで避けることの多いネタ車ですが、撮影者他数名と和やかな雰囲気での撮影となりました。)

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  1. 2017/04/03(月) 21:05:01|
  2. 東海道・山陽線
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プロフィール

Nachtzug

Author:Nachtzug
四季を駆ける鉄道の姿を紹介しています。
Nachtzug(ナハトツーク)
=ドイツ語で「夜行列車」
機材:PENTAX K-5Ⅱ


受賞・掲載歴

鉄道ダイヤ情報フォトコンテスト 銅賞受賞

岩佐美咲「無人駅」大ヒット御礼フォトコンテスト入賞

2009/2010/2013/2015/2017年貨物時刻表フォトギャラリー掲載

2014年貨物時刻表カレンダー掲載



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