鉄路の交響詩 ~第2章~

Eisenbahnsinfonie

アムステルダム経由ミュンヘンへ 



IMG_0373.jpg
2017.7.2 オランダ アムステルダム・スキポール国際空港
Flughafen Amsterdam Schipol am 02.07.2017.

2017年7月2日(日)
KIX1025=KL868=1500AMS1840=KL1799=2005MUC

10:25頃関空を出発し、11時間以上の空路の一人旅、ほぼ黙秘状態(苦笑)での長時間のフライトは辛いものがありますが、昔同じ程度の時間を青森から京都まで特急白鳥に同じく単身乗車で耐えた経験を思い出して過ごすことに(^_^;)。映画や現在位置情報などを見ることができる小型モニターが各席備え付けで機内食も2回あるので、白鳥よりは楽なような気がします。
長時間のフライトも何本かの映画で乗り切りようやく現地時刻15:00頃アムステルダムへと着陸、人生初のオランダ入りです。
ここでミュンヘン行きに乗継。まずはEU域内の航空機搭乗のための厳格な保安検査、つづいて入国審査へ。 ドイツへ行くのですがEU域内最初の到着地となるここで入国審査となります。オッサン一人なので怪しまれるかと思いきやひととおりのことを英語で聞かれて英語で返答。パスポートを返す際に日本語でアリガトウと挨拶してくれて穏やかな雰囲気でした。パスポートにはNL(オランダ)の印が押されドイツに行った証拠が残らないのはEUシェンゲン協定のなせるトリックですね。
機内や空港内の案内放送で聞くオランダ語、ドイツ語に近いかと思いきやそんな考えは甘く全くわかりません(TT)。
3時間40分の乗り継ぎ時間なので軽く食事をした後にミュンヘン行き搭乗口で長時間待ち、眠気がピークに達します。出発時刻近くになり搭乗客が集まってくると久々に聞くドイツ語の会話、端々が聞き取れるだけなのにになぜかホッとしてしまいます。
機内に入ると満席でしかも大きな荷物で天井近くのラッゲージスペースは満杯!CAに指摘されて預け入れに回される乗客もいたのには苦笑してしまいました。(後でなぜこれだけ無理してまで手荷物で持ち込む客が多いかを痛感させられることになるのですが。)18:40出発、わずか1時間20分の飛行ですがオランダチーズ入りの美味しいサンドイッチが機内食で出て大変美味しかったです。ドイツ行きの便ですが機内放送はオランダ語と英語のみでドイツ語がないのは意外でした。
薄暗い中、20:05ミュンヘン着。海外での乗継はロストバッゲージのリスクがあると聞いていたのですが座席のちょうど真下の荷物室から自分の荷物が2つとも運ばれて出てくるのを見て、よほどのことがない限り大丈夫と一安心。ところが受取場でスーツケースは受け取れたものの、三脚が出てこない。他の客に盗まれたのか、えっ!まさかのロストバッゲージ!よほどのことが起こってしまいました。もしもの時に備えて予備の旧い三脚をスーツケースに忍ばせてあるので今後の鉄道撮影スケジュールに支障はないのですが、そのもしもが起こってしまうと孤独感と疲労と時差による意識朦朧状態もあり、完全に打ちのめされてしまいました(-_-;)。
誰もいなくなった受取場で他便の荷物担当の方が親切にも荷物トラブルの窓口を教えてくれてそこへ行ったものの、なかなか言葉が通じず渡されたのは発見時の返送手続きの書類。納得がいかないので、飛行機の窓からその荷物が送り出されたのを目撃したことを説明し、Diebstahl(泥棒)!と単語だけ発したのが、他の乗客による盗難事件を意味したつもりなのに自分の会社を泥棒扱いされたと思ったのか、ここミュンヘン空港で目撃したということが伝わりようやく重い腰を上げて探しに行ってくれました。しかし待てども戻ってこない、日本時間ではすでに明け方の4時ごろで眠気はピーク、意識朦朧であきらめて明日にでも再び寄ろうかと1時間ほど待った頃に驚くことにあの三脚持参で登場!その場に居合わせた他の2名の乗客の紛失荷物も戻ったようで今までのお通夜のような悲壮な雰囲気が一気に安堵と喜びに変わりました。Wunderbar!Danke!とお礼を言い急ぎ足でレンタカー窓口へ。これがまた遠いところにあってもうクタクタ。
レンタカーをピックアップし、まともな操作方法もわからないまま右側通行の夜道をフラフラになりながら運転。夜道で不慣れさも相俟って何度か進路変更しようとして他車と接触しかけたのは今でも思い出すとゾッとします。(-_-;)予約してあった空港近くの宿へ、何とか無事到着できました。

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  1. 2017/09/17(日) 08:51:49|
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そして再び


2017.7.2 大阪・関西国際空港にて KLMオランダ航空868便 B787-9 
KL868 von Osaka nach Amsterdam. B787-9 in Osaka-Kansai Flughafen (RJBB) am 02.07.2017.

 地球の裏側の天気を読み解く、そんなことが果たしてできるだろうか。

以前はバリ順の日本海やトワイライト、北斗星を夢見て天気分析を慎重に行ったうえでの直前手配で東北や北海道によくスクランブル発進したものです。LCCの普及のおかげでこうしたことが容易になり、同じように緊急渡道や弾丸遠征が一年のビッグイベントでこれを最も大きな楽しみとしていた鉄ちゃんも多かったはず。今やそこまでして撮りたい列車も皆無となった現状の中、思いを募らせたのが欧州遠征(^_^;)。昨年夏のドイツ旅行ですっかりその魅力の虜となってしまい、状況が許せばあわよくばと思っていました。
一度きりの人生、行けるうちに行っておかないとということで仕事が空けられる時と晴天がシンクロしそうな頃合いを慎重に見計らって、出発4日前にミュンヘン往復航空券を予約、さすがに昨夏と同じ便は高騰して手が出ませんでしたが、航空会社と出発日によっては直前でも格安な正規航空券が残っているのは驚き、いい時代になりました。航空運賃・宿代・飲食費・レンタカー・お土産を含めたトータルコストは過去に何度も行ってきた北海道遠征4回分くらいに相当といったところ。夜行客車列車が在りし頃は、北海道で年10回以上渡道という強者にも数多く遭遇したので撮り鉄にとっては年1回あるいは2年に1回の欧州行きはこれからの持続可能な選択肢かもしれません。
とはいうものの急かされるように空席残りわずかの表示の航空券購入のボタンを押したと同時に期待はとてつもない不安と重責へと豹変、初めての単身での海外でしかもあまりの突拍子もなく大胆な賭け事にまだ出発前というのにホームシックと重いプレッシャーの症状に襲われて、高いキャンセル料を払っていっそのこと楽になろうかと何度も思ったことでしょうか。本当に精神的に弱すぎて情けない限りです。
何とか持ちこたえて、出発当日の朝、関空へ到着。なんとかアムステルダム行きのオランダ航空機内の席へたどり着くことができました。今まで4回の渡独はすべてルフトハンザ直行でのフランクフルト往復。人生初の海外1人旅、しかも初めて他のフライトでしかも他国での乗り継ぎ(関空からミュンヘンへは直行便がないので乗継は避けれないのですが)。しかもこの時点でミュンヘン到着・出発のための空港付近の宿は予約していたのですが、間の2泊はまだどこに行くか迷っており未定(^_^;)。とりあえずは離陸し日本脱出、4泊6日の弾丸遠征のスタートとなりました。

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  1. 2017/09/14(木) 20:00:23|
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凱旋 3057レ


2013.9.9 室蘭本線 長万部~静狩 3057レ(隅田川発札幌タ行き貨物列車)
GZ3057 von Tokio nach Sapporo. D-LOK: DF200-9 auf Muroran-Strecke zwischen Osyamanbe und Shizukari am 09.09.2013.

 朝の北の大地。

 延々とつづく一直線に敷かれた鉄路。

 夜を撤し走り続けてきた走者が威風堂々と凱旋していく。


♪ 平原綾香「威風堂々」

(多忙と興味喪失で気が付けば2カ月以上もカメラを手にしていません。(-_-;)なので、ちょうど4年前のこの時期を思い出してみました。初秋の北の大地は空気もクリアで光線状態も抜群、この頃はよく天気を分析してトワ・カシ・北斗星狙いに前日手配で弾丸遠征ってなことをよくやっていました。カシとトワの続行の後、しばらく空いた時間に貨物、運よく赤スカの登場。この時はいつもと違いせっかく高価な函館便にしたのにお目当ての大沼バックの貨物を狙うもこちらは雨が降るほどの天候悪化で不戦敗だったものの、ここでの3本の夜行客車列車がすべて激Vで充実した撮影行きとなりました。鉄道と国道が並行して海に沿って約10km殆ど直線がつづくこの区間の風景は圧巻で今でも忘れられない場所です。)

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  1. 2017/09/10(日) 21:50:49|
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ラストシーン  Regional Bahn


2016.8.7 ドイツ鉄道651号線 へアゲルスハウゼン~バーベンハウゼン RB15707(ヴィースバーデン発アシャッフェンブルク行き普通列車)
RB15707 Linie RB75 von Wiesbaden nach Aschaffenburg. E-LOK:143 242 mit Dosto auf KBS651 zwischen Hergershausen und Babenhausen(Hess) am 07.08.2016.

 夏の朝。

 澄み渡る青空に広がる土色の大地。

 野に咲く黄色い花々が可憐に旅の終わりを飾る。


♪ いきものがかり 『ラストシーン』

(宿を出発、日曜日の朝ということもあり工事規制による幅員狭小区間で恐れていた渋滞も皆無で相当早くにフランクフルト近郊へ。時間的余裕が大きいのとせっかくの快晴青空ということもありただの空港行きだけではモッタイナイということで調べたことのあるこの界隈へ寄り道することに。線路際はどこも雑草が繁茂してお目当ての列車通過まで時間が残り少ないこともあり比較的手入れの行き届いたこの場所に即決。麦の収穫シーズンが終わって土色の畑ですが手前の緑地に黄色い野花が咲いていたのでこれを構図に取り込むことに。ほどなくしてBR143電気機関車に牽引された赤い2階建て客車が姿を現し感慨に浸る間もなくあっけなく終了、これがドイツ最後の一枚となりました。フランクフルトのような都会でもこのような客レが当たり前のように走り、まるでかつての日本のレッドトレイン全盛期のよう、この普通列車にも昔見た奥羽本線のED75牽引の赤い客車列車を重ね合わせていました。すぐに撤収し空港近くのGSで給油後、迷うことなくレンタカー返却場所へ到着。出発時刻の2時間半前に空港入り、しかし10年前に見た長蛇の列は皆無、自動チェックイン機や自動荷物預入機が主役となり時の流れを感じました。ここでハプニング!自動荷物預入機でスーツケースにKIX行きのタグを付けた直後に引換券未発券のままベルトコンベアにあさっての方向に運ばれて行ってしまい、有人カウンターで申し出て長い時間待ちましたが行方不明、最悪ロストバッゲージ覚悟、中のお土産紛失はイタイですがあとは家に帰るだけなのでと諦め保安検査と出国審査へ。保安検査は日本と比較すると大変厳しいものでしたが、出国審査は穏やかで子供に最後に日本語でアリガトウと言ってくれるほどでした(笑)。そして搭乗口で日本人スタッフから呼び出しを受け件の荷物のタグが不完全だったため再度発番して張り替えた旨、説明があり新たな荷物番号の引換券をいただき憂鬱な気分が全て消滅、これまでのドイツで出会った人々や風景に感謝と別れを告げて機中の人となりました。)

これにてドイツ旅行記を終了します。記事数にして50、昨夏より何度も休息を挟みながらも1年以上にわたり続いた長編となりましたがおかげさまでようやく終着駅に到着となりました。読者の皆様におかれましては、長きにわたりご高覧いただき本当にありがとうございました。
最後に今回の旅、こと鉄道撮影に関しては、助手席でiphoneのナビの行き先や列車時刻の情報伝達に尽力してくれた妻や娘の協力の賜物です。無事帰還できたことに家族への感謝の気持ちを込めて終わりとさせていただきます。

Meine Damen und Herren, ich shliesse Artikels von Deutschlandreise in Sommer 2016 ab. Es freut mich sehr , wenn diese gefallen Ihnen. Herzlichen Dank !

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  1. 2017/08/30(水) 19:00:05|
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Hotel-Gasthof-Schiff


2016.8.7 ドイツ ヴィンターハウゼンにて ホテル ガストホフ シッフ
Hotel-Gasthof-Schiff in Winterhausen am 07.08.2016.

ドイツ旅行10日間の行程の10日目、最終日の朝を迎えました。
快晴の青空の朝、清々しい空気に包まれて宿を記念撮影します。見事に蔦に覆われていますがじつはこれ築400年というから驚きです。


IMG_1090.jpg
ここでの朝食がドイツでの最後の食事となりますが、このような素敵な演出がありました。基本は美味しいドイツパンとハム、チーズなどのブッフェ方式の朝食でそれだけでも十分ですが、可愛くて美味しいゆで卵の登場です。


IMGP1343.jpg
昼過ぎ出発のフライトですが、フランクフルト空港まで130kmの道のり、渋滞や空港での荷物の預け入れ、出国・保安検査にどれだけ時間を要するかわからないこともあり余韻に浸る間もなく朝食後すぐに出発、この宿とも別れを告げることとなりました。

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  1. 2017/08/23(水) 20:25:47|
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プロフィール

Nachtzug

Author:Nachtzug
四季を駆ける鉄道の姿を紹介しています。
Nachtzug(ナハトツーク)
=ドイツ語で「夜行列車」
機材:PENTAX K-5Ⅱ


受賞・掲載歴

鉄道ダイヤ情報フォトコンテスト 銅賞受賞

岩佐美咲「無人駅」大ヒット御礼フォトコンテスト入賞

2009/2010/2013/2015/2017年貨物時刻表フォトギャラリー掲載

2014年貨物時刻表カレンダー掲載



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